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もうけの羅針盤

デザインが経営再建の鍵に! ~デザイン経営戦略~

デザイン変更したことで、売上アップ、従業員の意識・モチベーションアップに繋がり経営再建に成功した創業90年を越える木工家具メーカー。デザインを経営の根幹に据えた経営戦略とは?<平成30年度制作>

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この知財の開発元

株式会社マルニ木工

広島県広島市佐伯区湯来町白砂24番地

http://www.maruni.com/jp/

電話番号03-5614-6598

代表担当:広報・PR 橋爪 沙織

開発ストーリー

デザインが経営再建の鍵に!

長年クラシック家具を得意としてきたマルニ木工だが、時代の変化、お客様の志向の変化、海外から安価で良い商品の国内流入。様々な要因が重なり、全ての商品の売上ダウンに歯止めがかからない状況になった。流行もの、クライアントニーズに応えたもの、クラシック家具の原点回帰。様々な家具づくりを行うも厳しい状況は変わらなかった。
そこで始めたのが、デザイン・プロジェクト。様々なデザイナーとの家具づくりをスタートさせた。そして、マルニ木工が作るべきものとは何か、原点とは何かを探るため、開発パートナーにプロダクトデザイナーの深澤直人を迎え、100 年使っても飽きのこないデザインと堅牢さを兼ね備えた家具作りを目指した。そうして【世界的プロダクトデザイナー × マルニ木工の職人たち】により誕生したのが、「HIROSHIMA」。外部のデザイナーを迎え入れ、会社における一番川上のデザインを変えた事で、会社が変わったと山中社長は話す。
デザイン経営についてはこちら

意匠権は、従業員を守る事と同じくらい大事!

国内の意匠権は、以前より取得し自分たちが開発した商品を意匠権の活用で保護してきたが、海外については、費用面の負担も大きいという事もあり、あまり取得していなかった。
しかし現在は、海外展開を視野に入れ、海外での意匠権の取得も積極的に行っている。「イイモノをなぜ真似してはいけないのか?という文化の国もある。技術やいいものはすぐに真似できる時代。自分達を守るためには、意匠権でしっかりと守る必要がある。」とマルニ木工は、開発した商品は、商品展開を考えながら意匠権を国内のみ、海外も含めて取得など戦略的に行っている。

広島本社工場を木工の感じられる場所にしたい!

2028年に100周年を迎えるマルニ木工には、実現したい夢がある。
それは、広島の本社工場を世界の木工を目指す人たちが一度は訪れたいという場所にしたいという夢。明るく、楽しく、笑顔溢れ、活き活きと働く従業員。ファクトリーツアー。ワークショップ。広島の山奥にしかないデザインミュージアム。常に新しいデザインを形にしながら世界中に発信しようと、従業員一丸となって夢に向かって突き進んでいる。