開発ストーリー
果物収穫時の手指への衝撃を大幅に軽減
みかん農家などで果物を収穫する際の断裁回数は、1日でおよそ2万回、1シーズンでは100万回も行うのだとか。その衝撃の蓄積により、手指の痛みやしびれなどが発症する原因となり、問題となっていました。そこで、人間工学的手法を用い、素材や形状の設計を研究し開発されたのが「ドクターカット(Dr.Cut)」。断裁時の手指への衝撃を1/4に軽減する農業・園芸用の新しいはさみで、広島県立総合技術研究所 と (有)ウド・エルゴ研究所の宇土博 医学博士 によって開発されました。
素材や形状の特長
1.カットの衝撃を和らげる緩衝材
2.適正な厚みと硬さを持つグリップ
3.刃先先端に手が前進することを阻止する指止め
農業だけではない用途
農業に従事している人のみならず、高齢者や若い人まで負担なく農業に参画できるように、また、華道をたしなむ人や家庭菜園等での使用も想定した優しいデザインやカラフルな色(ピンク・ブルー・グリーン)も取り入れています。
データで分かるシリコン素材の効果
このカラフルなグリップ部分の素材にシリコン素材を採用。シリコンを採用することで、人間の皮膚や筋肉組織との親和性の高く、同時に握り心地も向上。実験結果では衝撃が驚くほど緩和されているのがわかります。
今後、家庭菜園や農業がブームの昨今、作業がもっと楽しめる道具として認知されることが期待されます。
この事例の企業
(有)ウド・エルゴ研究所
広島県広島市南区稲荷町5-11-1002
(製品についてのお問い合わせ)https://www.udoergo.jp/
広島県立総合技術研究所
広島県広島市中区基町10-52
(特許についてのお問い合わせ)https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/hiroshima-soken/