開発ストーリー
けん玉業界で絶大な人気を誇るブランドけん玉「夢元無双」
ここ数年、欧米を中心に若者のストリートカルチャーとして注目を浴び、世界的なブームとなりつつあるけん玉。広島県廿日市市のイワタ木工が製造するけん玉ブランド「夢元無双」は、職人が一つ一つ丁寧に手作りで仕上げるけん玉は光輝き、まさに伝統工芸品ともいえるほどのけん玉です。
アメリカ・ヨーロッパで販売するとすぐに完売し、ネットオークションでは高値がつくほどの人気ブランドとなっている。
そのけん玉「夢元無双」のブランド化をするにあたり、イワタ木工の岩田社長は、知的財産権の取得が必要だと考えていた。その際に活用したのが、「知財総合支援窓口」です。
知財総合支援窓口リンク:https://chizai-portal.inpit.go.jp/area/
知財総合支援窓口についての動画はこちら
「知財総合支援窓口」でブランド化への道が拓けた
知財総合支援窓口は、中小企業や個人事業主の方々が企業経営の中で抱えるアイデア段階から事業展開までの知的財産に関する悩みや課題を一元的に受け付け、知的財産に携わる専門家や支援機関と連携してその場で解決を図るワンストップサービスを行なっている。
イワタ木工の岩田社長は、日本国内の知的財産権は取得していたものの、海外での権利を取得していないことから「知財総合支援窓口」に特許権、商標権に関しての相談を行った。知財活用アドバイザーの森本さんは、海外出願豊富な弁理士を派遣し、海外で有効な権利化についてのアドバイスを行い、「夢元無双」によるブランド化を目指すことになった。
また、海外への出願費用を補助する外国出願補助金(中小企業等外国出願支援事業)を紹介し、海外ビジネス展開の支援を行った。
中小企業等外国出願支援事業リンク:https://www.jpo.go.jp/support/chusho/shien_gaikokusyutugan.html
補助金利用により、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、中国で商標を登録。海外で安心して販売を進めることができ、けん玉のプレミアムブランドとしての地位を確立することができた。
権利取得後も知財活用アドバイザーが、イワタ木工を訪問し、現在、新たな事業展開に向けて活動している。
児玉 学
中小企業診断士・知的財産アナリスト
大手情報出版社グループ、大手経営コンサルタント会社、都市再開発コンサルタント会社を経て1999年経営コンサルタントとして独立。
2000年 株式会社ファインサポート設立 代表取締役就任。NPO法人2つの理事、県立広島大学大学院の非常勤講師、広島県よろず支援拠点のサブコーディネーター等を兼務。
中小企業を中心に、200社以上の経営支援実績がある。