開発ストーリー
「経営デザインシート」
中小企業診断士の五島さんからの提案で、経営デザインシートを活用した岡野夫妻。
「経営デザインシート」は、将来の経営の基幹となる価値創造メカニズムをデザインし、在りたい姿に移行するための思考補助ツールでありコミュニケーションツール。将来の価値創造メカニズムの構想からバックキャストし、今何をすべきかまでを1枚のシートにまとめられるツールです。
岡野さんが記載した将来の構想を実現するための提案がカフェを経営すること。中小企業診断士の五島さんは、経営デザインシートをただ埋めるのではなく、経営者の想いを何度も何度も、様々な角度から問いかけ、本音を引き出すことが出き、その思いを経営デザインシートに岡野さんが書いたからこそ、カフェの経営という道筋が見えたと話します。
経営者の想いを共有する
経営者の想いだけでは、カフェの経営は実現しない。働いている従業員も同じ方向に向かって進まなければならない。岡野夫妻は、従業員や職員の皆さんに経営デザインシートを使って、将来のビジョンを説明し、共有し、理解を得ながらカフェのOPENに向け、一丸となって準備を進めた。 中小企業診断士、デザイナー、設計士などと一緒にチームぬしやを結成。補助金も活用し、およそ2年の構想を経て2023春に「ぬしやカフェ」をOPENした。一見ミスマッチな業界と思える新たな挑戦だったが、岡野営業部長は、経営デザインシードを活用することで、コミュニケーションが図れ、想いを共有することが出きたと話します。
顧客との関係性にイノベーションを起こす
カフェで、新たな売り上げを上げる事が、最終目的ではない。これまでは、仏具屋はとにかく待ちの営業だった。しかし、カフェをすることで、お客さんが訪れ、それをきっかけに、仏壇に興味や関心を持ってもらう。仏壇や仏具などを身近に感じてもらい、いずれ仏壇屋のお客さんになってもらう。 お客さんが食事や癒しを求めて訪れてくれるカフェをOPENすることで、顧客との関係性にイノベーションを起こしたのです。
近藤 泰祐
一般財団法人知的財産研究教育財団 知的財産教育協会 事業部長
経営デザイン分科会代表幹事(日本知財学会)
元価値デザイン経営ワーキンググループ委員(内閣府)
1994年 岡山大学法学部卒業、2020年 金沢工業大学大学院イノベーションマネジメント研究科修了(MBA)
大学卒業後、大手通信教育企業に入社。主にアセスメントサービスの企画・編集、学力調査等に携わる。2003年より、知的財産教育協会の設立、民間検定である知的財産検定の創設に参画。2008年の国家検定(知的財産管理技能検定)への移行後は、現職として人材育成事業を担当。経営デザインシートの公表後、内閣府と連携しながらその普及活動に取り組み、企業支援(主に新価値創造の領域)に携わる。価値創造をテーマとした講座の講師も務めている。