開発ストーリー
産業廃棄物をリサイクル エコソイルR
製紙業などの企業が事業を行う中で発生する焼却灰。それを原料にして開発したのが独自に開発した建設資材。
焼却材に水、セメントなどを加えたものを混ぜ合わせ、水分を蒸発させることで特徴的な資材となる。
水分蒸発によって無数の穴を持つという特徴があり、水分の多い軟弱な地盤などに敷くことで水分を吸収し、強度な地盤を形成することが出来る。
大協組は、エコソイルRの製造技術の特許を取得し、独自製品として販売だけではなく、施工も手掛けている。
ライセンスビジネスで事業拡大へ!
大協組は、エコソイルRのライセンスビジネスを行い、事業拡大に成功している。
そのターゲットは、全国各地に存在する産業廃棄物処理事業者。特許のライセンスを受けた産業廃棄物処理事業者は、エコソイルRを製造することができる。それだけではなく、材を求める企業の販路開拓先の情報や施工方法など、事業を進めるための重要なノウハウを、大協組から特許のライセンスと一緒に提供をうけ、安心して事業を行うことができる。大協組は、特許だけではなくノウハウも一体化したパッケージとしてライセンスを行う。 それによりライセンスを受けた事業者は、地元の地域で事業展開を図ることが出来るのです。
現在、鳥取県以外の3つの地域で、このライセンスビジネスは広がっている。
大協組、そしてライセンスを受けた事業者はお互いに、WinWinの関係で結ばれている。
事業成功のカギは、INPIT知財総合支援窓口への相談
大協組は、特許の取得、商標の取得だけではなく、いかにライセンスビジネスを進めていくかという点で、INPIT知財総合支援窓口がアドバイスなどを行った。
特許の価値を最大化するには、いかにビジネスの中に組み込んでいくか、というのが重要だと、INPIT知財総合支援窓口の事業責任者の山本さんは言います。
自社で賄えない、知的財産権の取得から、ライセンスビジネスに至るまで、様々な知識やノウハウを持つ国の専門家を活用することは、ビジネスのスピードを加速する事にもつながり、また、新たなビジネスチャンスに結び付く可能性を広げることにも繋がるであろう。
山本 明良
センター長
公益財団法人 鳥取県産業振興機構 知的所有権センター
1983年4月 鳥取三洋電機(株)入社後1993年11月弁理士資格取得。鳥取三洋電機(株) 知的財産部 部長、パナソニック (株) 知的財産センター 三洋電機IPオペレーション推進グループ グループマネージャー 等を経て、2014年4月より (公財)鳥取県産業振興機構 知的所有権センター センター長に就任。