これまで経験してきた仕事を教えてください。
入局して30年以上も経ちますので、創業・ベンチャー支援、中小企業の経営革新、産業人材の確保、伝統的工芸品産業の振興、リサイクルの推進、地域経済動向の分析など、様々な業務を経験してきました。当局では約2年毎に異動があり部署は変わります。どの部署にいても、地域の企業の成長のために何ができるかを考え、いかに行動していくかとのスタンスが大切な職場だと痛感します。また、各部署で経験を積み重ねる毎に、その後の業務に自ずと知識とノウハウは活かされ、より効率的、効果的に業務が遂行できるようにもなります。
現在は消費経済課で企業の先にいる消費者の保護を図るため、企業と消費者間の取引の適正化や製品安全の確保に関する規制業務を遂行しています。取引環境・安全市場の整備によって企業の売上拡大、成長につながっていきますので、経済活性化を担う業務といえます。
私は理系(化学)出身ですが、事務職として業務遂行するのに困ったことはありません。例えば、企業から技術面でヒアリングする機会がありますが、技術自体に抵抗を感じることなく、むしろ先端技術等の内容を直接知るチャンスと思って積極的に取り組めています。また、許認可等業務では法の解釈・適用が求められ、論理的な法的思考が必要な場面となりますが、充実感があります。理系の強みが活かせているといえるかもしれません。
これまで経験した仕事の中で、特に印象に残っていること、やりがいを感じた場面を教えてください。
やりがいは企業の方々から「有り難うございます」と言われた瞬間に感じます。それまでどんなに苦労しようとも、最後にこの言葉をもらえた時の嬉しさ、喜びは何ともいえません。企業のために幾分かは貢献できたことを実感します。
印象に残っているのは出向経験です。40代半ばに地方銀行と市役所の2機関において、当局での業務経験を活かしながらも、当局とは異なる立場・目線・感覚で企業を支援できる機会が得られたことです。
地方銀行では法人営業セクションで販路や外注先の開拓・拡大に向けたビジネスマッチングや生産性向上サポートを中心に企業支援を行いました。約200社もの経営者の方々との面談機会が得られて大変貴重な財産になっています。当局とは異なる民間感覚も新鮮で刺激的でありこれも貴重な経験になっています。
市役所では主に自動車産業振興を担当しました。福祉関係と道路関係の両部局と連携し担当部局を超えて横断的に取り組む機会がありましたが、当局とは異なり、同じ組織内で産業振興以外の部署と日常的にやりとりできる環境は新鮮でした。議会対応をはじめ市長説明、予算要求など、市施策の意思決定プロセスに直接関与できたことも貴重な経験になっています。
仕事に前向きに取り組むためのリフレッシュ方法を教えてください。
クラシック系の音楽、その中でも学生時代の部活経験から吹奏楽を聴くことです。疲れたとき、マイナス思考に陥ったときには、全日本吹奏楽コンクール「高校生部門」(野球でいえば甲子園大会と同様)の演奏をひたすら聴いています。演奏自体の素晴らしさはもちろんのこと、コンクールに至る日々の個人練習の積み重ねに合奏を通じたチームワークが心に響き感動し、再び奮起して仕事ができます。
国家公務員志望者にひとこと
地域の企業のため、その先にいる消費者、従業員等の国民のため、地域の未来に向けて行動したいという情熱のある方にぴったりの職場だと思います。皆さま、お待ちしています!
これまで経験してきた仕事を教えてください。
平成2年に入局し、平均2年毎の人事異動により18部署を経験してきましたが、その中でも特に地域経済部の業務を経験する機会が多くありました。
地域経済部は地域の産業集積の強みを活かしてイノベーションを起こし、新たな産業やビジネスを創出していくことを主なミッションとしています。その中でこれまで、エレクトロニクス、医療・福祉機器、バイオ、IT等々、多くの業種において、新たなビジネスの創出を目指して取り組んできました。
地域経済部以外にも、会計業務や省エネルギー対策、中小企業対策、広報業務、職場内の情報システム整備、自然災害発生時の防災業務にも携わり、現在は資源循環の促進に関する業務を担当しています。
これまで経験した仕事の中で、特に印象に残っていること、やりがいを感じた場面を教えてください。
どの部署の経験も思い出深いですが、地域経済部において、業種ごとにその時々で成長が期待される技術やビジネスが変動していく中、時代の潮流を捉えられるよう情報収集し、専門知識を深め、自治体や産業支援機関、大学等研究機関、地域企業の皆様とのネットワークを構築し、ビジネス創出に向けて共に取り組む、といった経験はとても貴重に感じています。
地域経済部の業務に限らず、経済産業局の業務は、自治体や産業支援機関等の皆様と連携しないと進まない業務がたくさんあります。外部とのネットワークや信頼関係は部署が変わっても貴重な財産であり、大切にしています。
また、経済産業局の業務としてのイメージが薄いかもしれませんが、昨今の自然災害が多発する状況において、経済産業局も地域の災害情報を早期に把握し、復旧・復興に向けて支援を行うという業務を行っており、近年益々重要な業務となってきています。防災業務は経済産業局内のどの部署とも切り離せない業務であり、日頃からの防災意識も必要だと感じています。
仕事に前向きに取り組むためのリフレッシュ方法を教えてください。
公務員に限らず、社会人はストレス対策も必要です。仕事をしていると上手くいかないことも多くあると思います。そのため、悩みを抱えすぎないよう、適度な気分転換は必須だと思っています。経済産業局では、有給休暇の取得を推進していますので、遠慮なく休暇を取ることができます。土日などの休日はもちろんですが、有給休暇も上手く活用して、趣味などに没頭する時間を作り、仕事から頭を切り替えることを心がけています。
国家公務員志望者にひとこと。
職場には経済産業局単位だけでなく、省内全体のWEB形式での研修や勉強会もたくさんあり、チャレンジ精神旺盛な方にはモチベーションが高まる職場だと思います。職場内のバックオフィス業務においても、若い人たちが中心になって業務改善に取り組んだ事例がたくさんあります。職員からの企画提案を取り入れてくれる職場ですので、遠慮など必要ありません。
人事異動によりたくさんの部署も経験しますので、いろいろなことにチャレンジしてみたい方は是非、職場見学に来てみてください。
これまで経験してきた仕事を教えてください。
民間企業を経験後、平成10年の入局以来、14の部署(産業振興・許認可・会計等)や外部出向も経験しました。
産業振興部署では、新事業に取組む事業者に補助金制度などを紹介するなど、事業者に寄り添った支援を担当しました。
許認可部署では、事業者がその許認可や自社方針に基づいた適正な業務を行っているかチェックし、必要があれば問題を指摘し、改善を求めました。
会計部署では、限られた予算を有効活用するよう検討しながら、必要経費や上記補助金などを正しく支払う事務にも携わりました。
これまで経験した仕事の中で、特に印象に残っていること、やりがいを感じた場面を教えてください。
「あなたは何も分かっていない。」西日本豪雨災害の影響を業務上お伺いする中、悲痛なお声を頂戴した際は、寄り添いつつも心が痛みました。
「体調管理も仕事のうち。」約200名の給与支払を専ら1人で担当していた時は、大きなやりがいを感じつつも、業務に穴を開けないよう気を張っていました。
「これからはキャッシュレスの時代。」令和元年度、制度普及のため各所へ説明に回っていましたが、今ではごく当たり前の世の中になりました。
仕事に前向きに取り組むためのリフレッシュ方法を教えてください。
一昔前は遅くまで残業していた時期もありましたが、今はどう工夫したら早く帰れるか考えつつ日々の業務に取り組んでいます。
コロナ前は休日に仲間とテニスをしていました。心身が疲れた時は、ボーッとしたり、早く寝るのも吉。グチを言える相手がいればストレス発散できますね。
国家公務員志望者にひとこと。
「公務員は安定していて仕事も楽だろう」と言われますが、世の中そんなおいしい話はありません。
また、採用当初から「華々しい部署」に配属されるとは限りません。どんな部署にも「役割」があり、「仕事のやりがい」は本人の意識次第です。
「就職した後も色々勉強して世の中の役に立ちたい」「2から3年おきに様々な部署を経験してみたい」方は当局向きだと思います。文系/理系を問わず、中国経済産業局(中国四国産業保安監督部)の門戸を叩いてください。
これまで経験してきた仕事を教えてください。
入局して24年目です。会計課に始まり、消費経済課が18カ所目の部署となります。局内でも異動間隔の短い方だと思います。その為、より数多くの経験をしています。一見関係のない別々の業務が、相互関連していることも多々あります。運輸局に出向していた際は、物流の効率化に関する施策を担当しておりましたが、当局のエネルギー対策課での業務経験が非常に役に立ちましたし、産業保安監督部保安課でガスの保安を担当した時の経験が、後に災害対応においての下地となりました。
他局への出向も経験しています。東北経済産業局の復興推進室に配属され、東日本大震災からの、事業者の方々の再建のお手伝いをさせていただきました。こういった経緯から、東北地域には縁が深くなり、その後令和元年の台風19号が東日本に被害をもたらした際には、宮城県庁に1ヶ月派遣され、災害復旧の初期対応を行ったこともあります。
これまで経験した仕事の中で、特に印象に残っていること、やりがいを感じた場面を教えてください。
東北局に出向したのは東日本大震災から3年目の夏でした。ある程度復興しつつある状況を想像しながら、現地に赴きましたが、片付けすら済んでいない状況に愕然としたことが強く印象に残っています。
その後中国管内でも西日本豪雨が発生し、当局も災害初期対応~復興支援を行うことになりましたが、東北局での経験が考慮されたのか、復興推進室に配属となり、再び災害と向き合うことになりました。多くの方が災害でストレスを受けているため、苦情を受けることも多くありましたが、「助かりました。」とお礼を言われることもあり、モチベーションを維持することができました。
仕事に前向きに取り組むためのリフレッシュ方法を教えてください。
入局して以来、局のソフトボール部、バレーボール部に所属しています。社会人になると運動する機会も減ってくるので、練習・試合は貴重な時間と感じています。仕事のことは考えず、無心に体を動かすと気分がいいです。また、翌日(最近は翌々日)に襲われる筋肉痛も、少しの充実感があり、悪くないと思っています。
また、年1回は国内外を問わず旅行しています。旅行を計画すること自体が楽しみでもあるし、非日常の体験は脳を活性化してくれるような気がします。
就業時間後に余暇や、長期休暇を取ろうと思えば、時間を有効に使う必要があり、仕事への集中力も増すことになります。いい循環ができているのではないかと思います。国家公務員志望者にひとこと。
国家公務員と地方公務員、同じ公務員ではありますが、その性格はやや異なります。国家公務員は業務が省庁間で役割分担されており、より専門的ではないでしょうか。やりたいことが明確になっている人は、国家公務員の方が向いているのではないかと思います。
私は公務員になる前、民間で働いた経験があります。また他省庁への出向も経験しました。客観的に見て、経済産業省は民間と他省庁の中間、民間の感覚を持った公務員が求められていると感じます。公務員になるか、民間に就職するか悩んでいる方は、是非当省を目指してみませんか。
これまで経験してきた仕事を教えてください。
電気やガスといった公益事業に関連する企業活動をチェックするような監督業務から、創業を希望される方や中小企業を応援する振興業務まで、幅広く従事してきました。監督業務では、法律に基づいて申請書類を受け付けて処理する定型的な作業が日々の主な仕事になります。定期的に現場に出かけてその申請通りになされているかなどの検査・監査をしたり、業界の実体についてヒアリングしたりといったことも行います。
一方の振興業務に従事している部署では、女性起業家ビジネスプランコンテストやSDGs推進のキャンペーンなど、自身で企画してイベントを開催するような経験もできました。
法律に基づく大きな制度の執行と、自ら発案して取り組む等身大の業務、それぞれによさや難しさがありましたが、両方を経験できたことはよかったと感じています。
これまで経験した仕事の中で、特に印象に残っていること、やりがいを感じた場面を教えてください。
電気事業の規制部署に就いていた際、過去に作られたPCBという有害物質を含んだ機器が、法令で使用期限を設けられて使えなくなるという時期に直面したことがあります。期限間際になってもそれらの機器を使っている企業の方に連絡し、処分を促すという業務を行ったのですが、費用がかかる話なので電話口で叱られることも多くとても苦労しました。時に国を代表して大きな批判を受けとめるようなことがあることも、公務員の一面だと思います。
仕事に前向きに取り組むためのリフレッシュ方法を教えてください。
仕事帰りに馴染みのお店で一杯飲むことが一番のリフレッシュになっています。そこにはいつもたくさんの常連さんが集まっているのですが、家庭とも職場とも関係のない人たちとの時間を日々の中で持つようにすることは、気分転換にも視野を広く持つためにもとても大事だと思っています。
国家公務員志望者にひとこと。
地方に勤務する国家公務員は、国全体を俯瞰したマクロなこと、自身が日々触れる地域のミクロなこと、両方の間におかれるとても複雑な立場にあると感じています。その意味では、広い視野と目の前の事態に自身の判断で行動できる力を併せ持つ人材が求められていると思います。そんな方に志望いただき、一緒に働くことができたら嬉しいです。
これまで経験してきた仕事を教えてください。
1年半から2年に1回のペースで部署異動をしており、これまで6つの部署を経験しました。最初の配属先は中小企業課で、1年目から中小企業の社長や士業の方々と直接議論する機会に恵まれたため、リアルな現場の声を知ることができたと同時に、それらを本省に届けて政策に反映させて行くことの重要性を実感しました。今でも当時の学びや出会いが仕事の基礎となっています。その後は、知的財産室で地域ブランド戦略や企業の知財戦略の推進サポートを担当したほか、流通・サービス産業課では商店街振興につながるイベント企画や施設整備支援を担当しました。5年目からは、本省へ出向し、外国人材政策や住宅産業政策に加え、新型コロナウイルス感染症や自然災害などの緊急時対応にも従事しました。本省出向は当初2年間の予定でしたが、今後のキャリア形成を見据え、期間延長を希望したところ、当局人事担当に柔軟に対応してもらい、計4年間本省で勤務しました。国会や本省など中央での政策決定プロセスや仕事の進め方などを学ぶ機会を与えてもらえたことは大変役立っています。現在は、自動車関連産業室で、変革期にある自動車産業界における、自動車関連ものづくり企業の新たな挑戦を後押しするため、日々奮闘しています。
異動頻度が高く、新しい業務や担当業界を一から勉強し、新しい事業や施策を創り出していくことは、悩みが尽きず苦労もありますが、その分学びも多く、刺激的です。また、複数部署を経験するからこそ、様々な地域や業界のキーパーソンとの出会いがあり、広いネットワークを構築できることが当局の強みになっていると思います。
これまで経験した仕事の中で、特に印象に残っていること、やりがいを感じた場面を教えてください。
当局は、若手やベテランに関係なく意見の言える組織風土であり、若手の挑戦を後押ししてくれる職場です。
入局3年目の時、地域ブランド化を後押しする事業の主担当として、事業検討から企画立案、予算要求、実行まで任せてもらいました。初めてのことの連続で、プレッシャーに押しつぶされそうになったり、上司や関係各位から叱咤激励をもらったりする場面もありましたが、地域を少しでも良くしたいという想いに共感してくださった方々や、経験豊富な上司、先輩のサポートもあり、皆で1つのチームとしてやり遂げた際の達成感は、今でも強く印象に残っています。また、本事業を通じ、地域間のコラボレーションが生まれ、更なる魅力アップにつなげられている様子を目にしたとき、人と人、地域と地域の橋渡し役としてお役に立てたように感じました。
仕事に前向きに取り組むためのリフレッシュ方法を教えてください。
時期や部署にはよりますが、自分でスケジュールを調整しながら働くことができるため、終業後の時間を趣味に充てることができ、比較的休暇も取得しやすいです。私はサウナやランニング、旅行が趣味のため、仕事終わりにサ活(サウナ活動)やランニングをしたり、有給休暇を活用して全国各地のサウナを目的にサウナ旅に行ったりと、仕事から離れてリフレッシュする時間も大切にしています。
職場内のサウナ好きで立ち上げた「サウナ部」もあるのでサウナーの方は是非!
国家公務員志望者にひとこと。
就職活動において多様な選択肢に悩まれると思います。自分自身を振り返ると、就職活動中に国家公務員だけでなく、様々な業界や企業を知り、そこで働く方々の声を聞き、自分自身の「やりたいこと」を考え抜いたことが、今でも仕事をする上での軸となっています。是非、妥協せずあらゆる可能性を模索してみてください。
不確実な世の中だからこそ、広い視野で未来を見据え、地域内外の多くの関係者を巻き込みながら、新しい発想で挑戦をしていくことが求められています。中国地域の活性化に向け、共に挑戦してくださる方をお待ちしております。
これまで経験してきた仕事を教えてください。
これまで、総務課で文書管理業務や経済産業省との調整業務、流通・サービス産業課で、観光関連産業の創出・振興業務、デザインを活用した商品開発の支援、サービス産業のIT等を活用した生産性向上に関する業務、企画調査課でRESAS(地域経済分析システム)普及のための出前講座の実施や、地方自治体と連携して各種セミナー等の企画・実施を行いました。
また、2度の出向経験があり、福島県浪江町で復興支援業務や経済産業省で新型コロナウイルス感染症の影響により、大きな打撃を受けた事業者への支援にも携わりました。
これまで経験した仕事の中で、特に印象に残っていること、やりがいを感じた場面を教えてください。
福島県浪江町での業務です。公共施設の設計や予算獲得に向けた調整、自動運転等を活用した新しい公共交通の検討といった取組の他、抱える課題をどう一歩ずつ解決していくかを国の様々な省庁、県、町の方々と議論し、取り組んでいました。ずっと西日本に住んでいたこともあり、実感として感じることが難しかった震災の被害の大きさや被災地の現状を知ることができましたし、復興にも微力ながら携わることができたことは自分にとってとても大きかったです。これからも何らかの形で、応援をしていきたいと思っています。
仕事に前向きに取り組むためのリフレッシュ方法を教えてください。
スポーツ観戦です。業務を終え、同僚たちと語らいながらのスポーツ観戦はとても楽しいです!野球以外にも、サッカー・バスケなどなど様々なプロスポーツチームが広島にはあり、スポーツ好きな方にはとても良いところです!職場にも自転車・ソフト・バレー等のサークルもあり、時には自らも体を動かしています。また、地域の様々な情報に触れることも多いため、休みの日にはプライベートでも色々な所に出かけ、楽しんでいます。
国家公務員志望者にひとこと。
国家公務員試験をパスするのは容易ではないですが、国家公務員にしかできない仕事・やりがいも多いです。皆様と一緒に仕事ができることを楽しみにしています!
これまで経験してきた仕事を教えてください。
入局6年目で、4つの部署を経験しています。出身学部(文学部)に関係なく、様々な業務を担当してきました。
1年目は、ものづくり日本大賞という制度の、審査業務や表彰式の運営等を担当しました。ものづくり日本大賞とは、優れたものづくりをされた方を表彰する制度です。企業の方の技術や熱意に直接触れる機会が多かったので、このような企業の方を応援するために、経験や知識を積み重ねていきたいという思いが、より一層強まりました。
2年目から3年目には、ロボット政策を推進する、振興系の部署に配属されました。経済産業省の本省が示す全体の方針に基づき、その方針を中国地域に落とし込むために、または、中国地域から興すために、自分たちはどうすれば良いか、現場の声を拾い、地域のキーパーソンとともに検討し、実行するという業務でした。「地域をより良くしたい」という思いに所属組織は全く関係なく、民間企業・行政等が一体となって地域経済の持続的な発展に取り組む必要性と、パッションを感じました。
4年目から5年目で、本省に出向しました。そこでは、課と課外のハブとなるポストに配置されました。課外から到達する大量の情報や依頼を捌いていくという役割です。さらには、遊軍的に課内の各業務をフォローすることもありました。常に課全体の状況を見ていたため、課全体の生産性を向上させるためにはどうすべきかという視点を学習することができました。
6年目の現在は、中国経済産業局に戻り、防災・減災の担当をしています。
これまで経験した仕事の中で、特に印象に残っていること、やりがいを感じた場面を教えてください。
数年ペースでの人事異動を繰り返すため、自分の取り組んだ結果が、自身の在任時にフィードバックされるとは限りません。しかし、自分の携わった事業が、前任者、自分、後任者と引き継がれていき、新陳代謝を繰り返しながら、時代に合った形で前進していくことを実感した際は、やはり、やりがいを感じます。
仕事に前向きに取り組むためのリフレッシュ方法を教えてください。
数年前に、全く未経験の状態で、ダンスを始めました。好きなアーティストの振り付けを少しずつコピーできるようになってきました!
国家公務員志望者にひとこと。
社会人になる前は、「社会人って楽しいのかな。」と不安を感じていました。しかし、社会人になってみると、もちろん辛いこともありますが、総じて、「社会人も悪くない。普通に楽しい。」と感じています。今後、皆様とお会いできる日を楽しみにしています。
これまで経験してきた仕事を教えてください。
入局から約6年間で、5つの部署を経験してきました。中小企業からの計画認定申請や、支援制度に関する問い合わせを受け付ける部署、中小企業の研究開発を支援する部署から、バックオフィス業務と言われる職員の給与や健康管理を行う部署まで、様々な経験をさせていただきました。通常、2から3年程度の異動サイクルですが、特に若手のうちは経験を積むために、1年で異動することもあります。
異動のたびに、ゼロから法令や周辺知識を勉強することになるため、大変といえば大変ですが、そのたびに視野が広がっていくように感じます。着任当初、あまり興味がない分野だと思っていても、知っていくうちに意外な面白さややりがいが見えてくることがあります。
これまで経験した仕事の中で、特に印象に残っていること、やりがいを感じた場面を教えてください。
入局3年目からは経済産業本省に出向し、地域企業の人材確保支援施策や、企業の本社移転を促進する税制を担当しました。経済産業局では法令、制度に従って着実に制度を執行することが求められていますが、本省では法令、制度改正、予算要求等、国の中枢である霞ヶ関だからこその経験をさせていただきました。例えば、省内他課や他省庁との折衝、関係団体との調整、国会対応等、凄まじいスピードと高いクオリティが同時に求められました。本省と経済産業局は同じ省内といえども文化が全く異なるので、転職したような気分が味わえます。最初は戸惑うことも多かったですが、周りの方のサポートもあり、刺激的で実りある出向生活を送ることができました。
若手のうちに経済産業局の外の組織に出ることで、客観的に経済産業局のことを見ることが出来ました。本省から経済産業局に戻ってからも、経済産業局に期待されていることは何かについて常に考えながら行動するようになりました。また、本省勤務によって、国が動いていく、動かしていくダイナミズムを間近で感じられたことは得難い経験で、今後の公務員人生の支えになってくれるものと思います。
仕事に前向きに取り組むためのリフレッシュ方法を教えてください。
平日に仕事が終わった後や休日に、サウナや温泉に行ってリフレッシュしています。入局後しばらくは日々目の前の業務をこなすことで精一杯だったり、オンオフで気持ちを切り替えることが難しかったりという状況でしたが、年数を経るごとに少しずつ経験が蓄積され、タスク管理や時間管理、気持ちの切り替えがうまくできるようになってきました。「今日は仕事終わりにサウナに行こう」と決めると、早く仕事を終わらせるべく、最大限パフォーマンスを上げることができます。
社会人になると長期での旅行が難しくなると思われがちですが、休日や連休に年次休暇をくっつけると、意外と長期の旅行にも行けます。毎月どこかに小旅行に行っており、もう少しで47都道府県を制覇できそうです。海外旅行は数年に1度、色々な場所に足を運んでは気持ちをリセットしています。
国家公務員志望者にひとこと。
就職先を決めるにあたっては、公務員だけでも様々な職種がありますし、民間も含めるとそれこそ無限に可能性があり、悩みますよね。私自身、就職活動期間中は、これからの人生について、自分が大切にしたい価値観など、これまでにないほど真剣に考える時間だったと思います。
私が考える中国経済産業局の一番のセールスポイントは、人です。様々な性格の方がいますが、どなたも親切で、分からないことがあれば丁寧に教えてもらえます。また、若手だからこその意見を聞いてもらえる職場ですし、特に中国地域をより良くしたいと新しいことに取り組もうとする人に対するサポートが非常に厚い職場です。
当局に興味を持ってくださったみなさまと一緒に働けることを楽しみにしています。