令和5年4月28日
中国経済産業局 産業部
中小企業課 取引適正化推進室
中国経済産業局 産業部
中小企業課 取引適正化推進室
トラック運送事業は、長期化するコロナウイルス感染症の影響や燃料費等の上昇など世界的な物価高の影響により、大変厳しい経営環境におかれています。
さらには、令和6年4月から、トラック運転者の労働環境改善を図ることを目的とした、時間外労働の上限規制(年間960時間)や、トラック運転者の拘束時間等を定めた「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」の改正への対応が求められるなど、いわゆる「トラック物流の2024年問題」が懸念されています。
このような中、中国経済産業局長、中国運輸局長、広島労働局長から、一般社団法人中国経済連合会に対して、トラック運送事業の取引環境適正化・労働環境改善に向けた取組について、次のとおり協力要請を行いました。
記
1.運賃については、適切なコストに基づき、荷主、元請事業者、下請事業者が協議を行い決定する必要があることから、価格交渉の申出をしやすい環境の整備を図り、トラック運送事業者から運賃交渉の申出があった場合には積極的に応じ、燃料費等のコスト上昇分を考慮した上で、十分に協議を行っていただくこと。
2.運送を依頼する際は、トラック運送事業者が改正改善基準告示の内容を遵守できるよう、長時間の荷待ちを発生させないこと等について配慮を行っていただくこと。
日時
令和5年4月26日(水曜日)10時00分から10時30分
場所
一般社団法人中国経済連合会(広島市中区小町4-33 中電ビル)
訪問者
中国経済産業局長 青木 朋人
中国運輸局長 益田 浩
広島労働局長 阿部 充