令和5年5月31日
中国経済産業局 地域経済部
自動車関連産業室
中国経済産業局 地域経済部
自動車関連産業室
自動車業界では、CASE(※1)の進展やカーボンニュートラル2050への対応に向けて、取り巻く環境が大きく変化しており、自動車部品サプライヤーにおいては、変化を見極めた戦略を策定し、デジタル化等の変革に取り組んでいくことが求められています。
2020年版ものづくり白書では、日本の製造業において、MBD(※2)/CAE(※3)などデジタル技術の導入の遅れが言及されており、自動車産業においても、一部の企業の活用にとどまっているという課題があります。
今後、MBD/CAEが幅広い分野へ導入・活用されることで、開発・製造現場の効率化・生産性向上、ひいては我が国産業の競争力強化につながることが期待されます。
中国経済産業局では、中国地域の自動車関連製造分野を中心に、MBD/CAEなどの導入・活用状況を調査し、その効果・課題を整理するとともに、その導入・活用を促す手引き・事例集をとりまとめました。
本手引き及び事例集が中国地域の中小企業等の皆様の製造現場における取組のご参考になれば幸いです。
※1:CASE Connectedコネクテッド、Autonomous自動運転、Shared & Serviceシェアリング/サービス、Electric電動化の頭文字をとった造語
※2:MBD Model Based Development、モデルベース開発
※3:CAE Computer Aided Engineering、エンジニアリング支援システム