中国経済産業局 地域経済部
産業技術連携課
中国経済産業局は、中国地方整備局(以下「中国整備局」。)及び中小企業基盤整備機構(以下「中小機構」。)中国本部と連携して、インフラ現場の課題を解決する、中堅・中小企業が持つ革新的な技術の実装を図るオープンイノベーションの取組を実施します。
具体的には、中国整備局所管の国道・河川事務所等が有する以下の現場ニーズについて、中小機構が運営するマッチングサイト「J-GoodTech(ジェグテック)」に掲載し、この課題解決に寄与する中堅・中小企業が持つ革新的な技術シーズを幅広く公募します。
技術シーズの提案を希望される方は、下記の各ニーズURLよりご提案ください。
※現場ニーズの詳細を確認するためには、ジェグテックへの会員登録が必要です。
1.「車載カメラ等を用いた舗装点検技術」浜田河川国道事務所
現在、路面状況(ひび割れ、ポットホール、轍掘れ等)の把握については目視で実施しているため効率的ではありません。このため、車載カメラやAI等により、一度の走行でこれら路面状況を効率よく把握できるような技術を幅広く募集します。
【ニーズURL】 車載カメラ等を用いた舗装点検技術
2.「道路巡回時の道路異常の把握の効率化」浜田河川国道事務所
現在、道路巡回時の異常把握を目視で実施していますが、パトロールカーにカメラを搭載することで、路面だけでなく法面も含めた道路全体の毎日の変化を定量的に把握できるような技術を幅広く募集します。
【ニーズURL】道路巡回時の道路異常の把握の効率化
3.「特殊車両取締りのデジタル化」浜田河川国道事務所
現在、特殊車両の計測作業については人力で実施しており、複数人で車両の長さ、高さ及び幅員を巻き尺や標尺により計測しているため効率的ではありません。このため、カメラ等の撮影によりデジタル化して計測できるような技術を幅広く募集します。
【ニーズURL】特殊車両取締りのデジタル化
4.「ボーリングマシンの小型化」浜田河川国道事務所
排水ボーリングにおいては、法面等斜面での作業の足場を設置するため、通常の機械では5m程度の幅が必要です。現状では、現場条件が厳しく足場設置が困難な箇所も多数あるため、小型化されたボーリングマシンを導入し、作業可能な箇所を増やしたいと考えています。
【ニーズURL】ボーリングマシンの小型化
5.「AI等を利用した道路照明の点検」山口河川国道事務所
現在、道路照明不点灯の確認を目視により実施しており、特に連続照明等、短区間に多数ある場合は確認が困難です。このため、AI等を利用することで、不点灯の確認や不点灯箇所の抽出作業等を効率化させるような技術を幅広く募集します。
【ニーズURL】AI等を利用した道路照明の点検