開発ストーリー
骨伝導インターフェイスを用いた障害者支援装置
咽頭ガンなどのため、声帯を除去した患者は訓練の必要な音声再建法を使って言葉を発しても聞き取りにくく、コミュニケーション障害が発生しているのが現状です。そんな人たちを支援したい、声を蘇らせたいと研究をすすめているのが、骨伝導インターフェイスを用いた障害者支援装置だ。
口元に取り付けた「骨伝導マイク」という特別な装置が声を発声する時に動く骨や皮膚・筋肉などのわずかな振動を感知、信号に変換して音声を出す仕組みとなっている。まずは、過去の音源から、声の特徴を1音ずつコンピューターに記憶させていく。続いて、骨伝導マイクを利用して、発声しようとした言葉を認識させる。音声認識システムを用いて、過去の自分の同じ音をコンピューターで足していき、声の明瞭度を上げ自然な音声に変換するのです。
開発者は、広島市立大学大学院情報科学研究科、音響工学専門の石光俊介准教授。
このシステムは、第7回キャンパスベンチャーグランプリ中国で、見事グランプリを受賞しています。