局からのお知らせ

中国経済産業局における知的財産の普及活動

巡回特許庁 in 山口を開催しました

地域経済部 知的財産室
電話:082-224-5680
FAX:082-224-5645

「なんだか難しそうで敷居が高い」と思われがちな「知的財産(知財)」の見方を変えて、知財を味方にしていただきたい。そのような思いから、経済産業省 中国経済産業局は、特許庁と共催し、平成30年9月27日(木)から10月24日(水)までの期間、「知財のミカタ」をテーマとした知財の普及啓発イベント「巡回特許庁 in 山口」を開催しました。

巡回特許庁 in 山口は、大きく「工作教室・パネル展示」「セミナーイベント」「出張面接」3つのイベントで構成しました。それぞれの取組について、ご紹介します。

工作教室・パネル展示

一つ目は、小学生を対象とした工作教室です。山口県立山口博物館学芸員 漁 剛志氏が講師となり、電球の国産化に尽力するなど我が国産業の発展に貢献した山口県出身の発明家・藤岡市助氏の紹介を行った後、発声による発電装置の工作実験を行いました。同時に、明治期の発明と現代の発明を比較するパネルも展示しました。本イベントは、山口県産業維新展の出展ブースの一つとして行い、工作教室には計40組の小学生と保護者ペアにご参加いただきました。

工作教室の様子
パネル展示の様子
<工作教室>
  • 開催日時:平成30年9月17日(月・祝)
    午前の部11時00分~12時00分
    午後の部15時00分~16時00分
  • 開催場所:山口きらら博記念公園多目的ホール
    (山口県山口市)
  • 講師:山口県立山口博物館 学芸員 漁 剛志氏
<パネル展示>
  • 開催日時:平成30年9月17日(月・祝)
    10時00分~17時00分
    9月18日(火)10時00分~16時00分
  • 開催場所:山口きらら博記念公園多目的ホール
    (山口県山口市)
※本イベントは、巡回特許庁 in 山口の開催期間外に、プレイベントとして開催しています。
セミナーイベント

二つ目は、セミナーイベントです。知的財産活用に実践的に取り組まれている方から、基礎から学んでみたい方まで幅広く学んでいただけるセミナーの他、気軽に知的財産の相談ができる「何でも相談コーナー」をご用意し、約100名の方にご来場いただきました。

開会挨拶を行う 野口 特許庁審査業務部長
  • 開催日時:平成30年9月27日(木)
    13時00分~17時00分
  • 開催場所:山口グランドホテル(山口県山口市)
メインセッション『今すぐ実践できる地域ブランド戦略』

「ひこにゃん」「今年の漢字」など地方発ブームの火付け役となったTMオフィス代表取締役・PRプロデューサーの殿村美樹氏が、地域ブランド戦略を通じて人が自ら動く仕組みづくりや、お金をかけずにイノベーションを起こす方法について、事例を交えながら講演されました。

株式会社TMオフィス 代表取締役 殿村 美樹氏
個別セッション(1)
『商標権を戦略的に活用!~長州黒かしわを全国へ~』

やまぐちブランドとして登録されている山口県初の地鶏、「長州黒かしわ」。この長州黒かしわブランドを守るための商標権の取得や、他の地域ブランドとのコラボレーションによる商標権の活用等について話されました。

深川養鶏農業協同組合 品質管理部長 長尾 英樹氏
個別セッション(2)
『商標の力は、ブランディングの成功を左右する』

中小企業における商標活用の成功例と失敗例を交えながら、ブランディングする際のロゴやネーミングなどに関しての要点を解説いただきました。

一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会
コンサルタント 能藤 久幸氏
個別セッション(3)
『事業の成功のウラに知財あり!~事業を支える知財戦略~』

知財を最大限に活用して成功を収めたビジネスモデルの紹介等を通じて、事業を成功に導くための知財戦略・経営戦略についてお話いただきました。

かわすみ特許商標事務所 弁理士・中小企業診断士
川角 栄二氏
個別セッション(4)
『明日からできる営業秘密管理』

企業の大切な情報を守るためにはどうしたら良いのか。情報を「営業秘密」として管理することのメリットやその方法について解説しました。

独立行政法人工業所有権情報・研修館(INPIT)
知的財産戦略アドバイザー 飯塚 和央氏
特許庁 普及支援課 産業財産権専門官 鈴木 貴久氏
個別セッション(5)
『知財情報を活用しよう ~J-PlatPatを使った調査~』

インターネットを通じて、誰でもいつでもどこからでも無料で簡単にご利用いただける特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)と画像意匠公報検索支援ツール(Graphic Image Park)を使った出願前の先行文献調査や他者権利の調査など利用シーンにあわせた活用方法を紹介しました。

個別セッション(5)の様子
個別セッション(6)
『日本弁理士会併催イベント「知財広め隊セミナー」
~PATやってみたらもうけの花道に~』

知財のエキスパートである「弁理士」が知財について分かりやすく説明した後、少数グルーピングによる座談会において、知財に関する参加者の疑問にお答えしました。

個別セッション(6)の様子
出張面接

発明を特許として権利化しようと考えた方は、その内容を特許庁に出願し(出願人)、それが特許の権利として認められるかどうか、特許庁の審査官が判断します。出願人と審査官のやりとりは書面で行われますが、出願人の立場としては、審査官と対面し、出願書類の技術内容について説明したり、審査官の見解を直接聞きたい場面があります。そのような際に活用できる制度が「面接」です。面接を使うことで、担当する審査官と直接対話をすることができ、出願人・審査官双方にとって、より効率的・効果的な対応が可能となります。

しかし、審査官と対面するために、審査官が勤務する東京に出向くことは、地方の出願人にとって大変な負担になります。そこで、審査官が出願人の地元に出張して面接を行う「出張面接」制度も用意されています。

巡回特許庁 in 山口では、開催期間の平成30年9月27日(木)から10月24日(水)まで、この出張面接を集中的に行いました。その結果、期間中に3社の企業から、計8件のご利用をいただきました。

むすび

「巡回特許庁 in 山口に行きそびれた!」という方、ご安心下さい。中国経済産業局は、いつでも気軽にご覧いただけるコンテンツとして、知財を活用した経営事例や、知財を意識しなかったことで起こる思わぬ失敗などを動画で学べるウェブサイト「もうけの花道」を公開しております。

その他、中国地域の魅力ある地域ブランド同士のコラボレーションを支援するプロジェクト「地域ブランド×地域ブランド コラボレーションプロジェクト」の取組により、地域団体商標を取得している団体及び取得を考えている団体に向けて、他の地域ブランドとのコラボレーションの機会を創出することで、地域ブランドの更なる魅力向上を支援しています。

以上は一例ですが、このような取組を通じ、中国経済産業局は、引き続き知的財産の普及活動に努めて参ります。

「知財を経営に活かしてみたいけど、何から始めたら良いか分からない」、「具体的に知財のこんなことで困っている」という企業の方におかれましては、お気軽に相談できる窓口として「知財総合支援窓口」(詳細は知財総合支援窓口ウェブサイトへ)があります。47都道府県に設置されているので、是非最寄りの窓口にお気軽にご相談下さい。

記事一覧に戻る

経済産業省 中国経済産業局 電子広報誌

ちゅうごく地域ナビ 2018年11月14日掲載

Copyright 2018 Chugoku Bureau of Economy,Trade and Industry.

ページの先頭へ戻る