シリーズ│製品安全情報

エアコンの事故

nite ナイト 独立行政法人 製品評価技術基盤機構

NITEに集約される製品安全に関する情報

製品評価技術基盤機構(NITE)では、NITEに集約される製品安全に関する情報を製品事故の未然・再発防止の観点から、製品安全情報マガジン(PSマガジン)によってタイムリーに提供しています。

気温が一気に上がり、エアコンを使う機会も急上昇です。最近は、特にコロナ禍でおうち時間が増えたことによって使用機会が増加し、それと共に事故も増加しています。今回はエアコンの事故を紹介します。

  • 事例1
  • エアコン室内機及びその周辺を焼損する火災が発生した。

使用者がエアコンを設置する際に、エアコンの電源プラグを延長コードに接続し、さらに接続部が宙に浮いた状態で使用していたため、接続部が緩むなどにより接触不良が生じて異常発熱し、焼損したものと考えられます。

なお、取扱説明書には、「据え付けは販売店又は専門業者に依頼する。延長コードは使用しない。感電や火災の原因になる。」旨、記載されていました

事例1の画像
  • 事例2
  • 停止中のエアコン室内機から出火し、建物を半焼する火災が発生した。

使用者がエアコン洗浄スプレーによるエアコン洗浄を行った際、洗浄液を内部の電気部品に付着させたためにトラッキング現象(※)が発生し、発火に至ったと考えられます。なお、取扱説明書には、「エアコンの内部洗浄は専門知識が必要です。お客様自身で実施したり、誤った洗浄剤・洗浄方法で行うと、水漏れや故障等の原因になります。」旨、記載されていました。

(※)【トラッキング現象】付着したほこりや水分により電気の通り道(トラック)が生成され、異常発熱する現象。

事例2の画像
  • 事例3
  • 使用中のエアコン室内機から出火し、周辺を焼損する火災が発生した。

エアコンの基板の製造不良により、電子部品のはんだ接続部にはんだ割れが発生し、発煙・発火に至ったものと考えられます。なお、製造事業者はリコールに基づく製品の点検・修理を実施していましたが、使用者がリコールを把握していたかは不明です。

事例3の画像

【事例1の注意事項】

エアコンには、延長コードやテーブルタップなどを使用せず、エアコン専用に設置されているコンセントに電源プラグを差し込んでください。エアコンは始動時に一時的に大電流が流れるため、テーブルタップや延長コードなどを使用すると、テーブルタップや延長コードが異常発熱し、発煙・発火するおそれがあり、危険です。

 

【事例2の注意事項】

エアコンの内部洗浄は正しい知識を持った業者に依頼してください。十分な知識を持たずにエアコンの内部洗浄を行うと、破損や発火などに至るおそれがあります。内部洗浄については購入先の販売店、メーカーのサービス窓口などに相談してください。

 

【事例3の注意事項】

リコール製品による事故を防ぐため、お持ちの製品がリコール対象かどうかを確認してください。リコール製品をお持ちの場合は、不具合が生じていない場合でも使用を中止し、お買い求めの販売店や製造・輸入事業者に確認や相談をしてください。リコール事例は、「リコール情報の検索」で製品名等をキーワードに検索していただけます。


https://www.nite.go.jp/jiko/jiko-db/recall/search/


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経済産業省 中国経済産業局 電子広報誌

ちゅうごく地域ナビ 2021年8月2日掲載

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