素敵・発見!マーケティング
断捨離の必要性
2024年11月15日
代表取締役 三宅 曜子
このところ、年末の大掃除ではなく、気候がいい今の時期に洋服などの入れ替えとあわせて断捨離をする人が多くなってきた。
私や妹も、私の友人も連休や土日を利用して行っているが、本気で断捨離をしようとすると、時間もかかり相当体力も気力も必要になり、ドッと疲れが出てくる。<
私の場合は、会社設立から今年で40年を迎えることも一つの機会となり、事務所の資料や本類、以前使っていたパソコンや電気製品などの取説、古い名刺やはがき類、その他見渡してみると相当必要ないものが多いことが見えてくるので、この際事務所の断捨離も自宅と合わせて行うことにした。
事務所の断捨離のポイント
事務所の断捨離は、特に資料や事業を進めた時のファイルを見てしまうと時間がいくらあっても足りなくなる。
弊社事務所の場合は、企画書類、デザイン書類、インテリアの資料、海外の資料、イラストの完成品、その他いろいろとありすぎるため、時間的にとてもかかってしまう。
日頃から残しておくものと廃棄期間を設定してその時期になったら廃棄するものに資料を分けておくと楽にできると思うが、事務所の社員なども各自で資料を作っており、それが40年分まではいかないが25年分ぐらいはあるので、大変だ。しかも国内のものと海外のもの、守秘義務があるものも多く、それは私がやらなければならない。
事務所が比較的広いため、資料や本棚もいつの間にか増えている。今は事業ごみの場合、分けて専用の袋に入れて出さなければならないし、守秘義務があるものは自分でこれを取り扱ってくれる場所に持っていかなければならない。
まずは昔の資料などを、いるものといらないものに分けて行くことから行った。
会社というものも、年数がたつと相当量ものがあふれている。
毎年ついつい年末ぎりぎりに床などの拭き掃除で終わり、目をぶっていたが、本気でやると今すでに2か月以上たっているがなかなか進まない。
これまで製作したパッケージやデザイン類の見本だけでも相当数あるし、インテリアコーディネイトもしているため、マンションなどのモデルルームの内装の資料や提案ボード類、壁紙や床材、内装用の分厚い見本帳なども、コロナ前のものは新しいものができているため必要ない。
また、各地の県、市、商工会議所や商工会からの依頼の企画書とそれに使った資料類。スタイリストもやっていたため、カラーコーディネート類。
コロナ前まで毎年やっていた海外展開事業の資料類。
なんとまあ、とてつもなく多い。
今はデータで残せばよいとされているが、データにするのもMacとウインドウズでは互換性が無いため、今やろうと思ってもなかなか進まない。
また古いパソコンが6台、スキャナーが3台あり、これも業者に頼んでデータを取り出して壊すこともやってもらうことにした。
今はコピー機で何でもできるし、紙媒体をなくす方向に行っているため、必要なくなっている。
コロナ前とコロナ後の状況の違い
コロナ前とコロナ後の仕事のやり方が大きく違ってきた。
コロナ後はZoomなどWebでの打ち合わせや海外もそれでいくことが多くなってきた。
見本などは送りにして、Web会議でそれを見ながらやっていく。
これまで、Face To Faceが一般的だったのが、変わってきた。
直接本人を見ずに仕事を進めるのは、効率は良いが本当にそれでコミニュケーションがとれるのかといえば、少し違うような気がするが、効率からするとそうなってくる。
私は石川県の能登半島の仕事が多かったが、今はそこに行くこともできないため、Zoomを利用して行っている。
今後この状況がずっと続くのかと思うと、人間関係もだんだんと希薄になってしまっているようだと思う。
事務所の断捨離をしながらそんなことを思っている。
自宅の断捨離
自宅もちょうど夏服と冬服の入れ替えの時期なので、断捨離することにした。
私は着道楽で、毎年新しい服を購入するのと、海外に行くと、特にEU諸国の場合、毎回結構な服や靴、バッグなどを購入していた。
それがたまっていて、すごい数になっていた。
友人が「家が広かったら広いなりに荷物が増えていくよね!」といっていたが、確かにどんどん増えていっていた。
そこで、思い切って大幅な断捨離をすることにした。
まず、夏服を整理することから行ったが、よく2年間着なかったものはもう着ないから廃棄するといわれているが、それをやると半分以上着ていない。
デザインが素敵だと思っていても、コロナ以降、あまり外に出なくなっているため、着ていない。
思い切って廃棄することにした。
結局数にすると200着程度捨てることになった。海外に寄付したものもある。
夏服だと暑い国が良いようで、これでワクチンに結び付くなら良いことだと思う。
その後、袋に入れて脱気して、ペタッとするものをネットで取り寄せて薄くしてから収納することにしたが、だいぶ整理することができた。
次に冬服だが、これが難しい。
今年は日中の気温が高くなる日が多くなると聞いているため、完全な冬服だけではなく、少し薄手の長袖も出しておかなければならない。
スーツの数もとても多い。今はあまりスーツを着なくなっているし、着ている人も少なくなってきている。
ジャケットとパンツを合わせるようになってきているため、大量にあるスーツを廃棄することにした。
幸いにも体形が変わっていないため、自分が好きでよく着ているものだけを残し、それ以外は必要ないものとして廃棄することにしたが、これがまた多い。
100着はあると思われる。
まだ振り分けをしている状態なので、まだまだかかると思うが、ちょうどタイミングよく『断捨離しよう!』と思ったときだったので、めげずにやっていこうと思っている。
きっと事務所も我が家もすっきりすると思う。

真空袋1

真空袋2

整理した広告年間

整理して隙間が出来た資料
著者 / 株式会社クリエイティブ・ワイズ 代表取締役 三宅 曜子
マーケティングコンサルタントとして、中小企業支援及び指導、商業活性化事業、まちづくり事業等、顧客のニーズを的確に捉えた市場開発とアプローチ手法等、幅広い分野におけるマーケティング全般のアドバイスを全国各地で手掛ける。また、平成19年度より地域資源活用事業の政策審議委員、国会での参考人をはじめ、全国で地域資源を活用した事業推進、農商工連携事業、JAPANブランドプロデューサーなど幅広く活躍中。
- 経済産業省地域中小企業サポーター
- 同、伝統的産業工芸品産地プロデューサー
- 広島市産業振興センター経営支援アドバイザー
- 内閣官房 地域活性化伝道師
- 同、クールジャパン地域プロデューサー
- 広島グッドデザイン賞、石川県、富山県 他ブランド審査委員 他