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建設現場ニーズを解決できる技術シーズを公募します

令和7年5月16日
中国経済産業局 地域経済部
イノベーション推進課

中国経済産業局は、中国地方整備局(以下「中国整備局」。)及び独立行政法人中小企業基盤整備機構(以下「中小機構」。)中国本部と連携して、インフラ現場の課題を解決する、中堅・中小企業が持つ革新的な技術の実装を図るオープンイノベーションの取組を実施します。

具体的には、中国整備局所管の国道・河川事務所等が有する以下の現場ニーズについて、中小機構が運営するマッチングサイト「J-GoodTech(ジェグテック)」に掲載し、この課題解決に寄与する中堅・中小企業が持つ革新的な技術シーズを幅広く公募します。

お申し込み後、マッチングが成立し、現場試行結果の評価で従来技術と同等以上と確認できた技術は、国土交通省の直轄工事における新技術活用に際し「新技術情報提供システム(以下「NETIS」という。)」登録技術と同等の扱いとして評価されます。(現場試行結果の評価は応募者の同意を得た後、NETISホームページに掲載されます)

【公募期間】
令和7年5月16日(金曜日)から令和7年6月27日(金曜日)

技術シーズの提案を希望される方は、下記の各ニーズURLよりご提案ください。

※現場ニーズの詳細を確認するためには、ジェグテックへの会員登録が必要です。

1.水処理場のコンクリート劣化度診断技術の開発

現在、水処理場ではコンクリートの劣化状況を調査診断する際に、汚水を抜く必要があり、そのために時間がかかっています。また、人が目視点検しているため結果にはばらつきが生じています。そこで、汚水を抜かずに水中で点検できる技術や、目視に代わる新しい点検技術(コンクリートの浮きや剥離、ひび割れ、鉄筋の露出状況を把握できる技術)を幅広く募集します。

ジェグテックのニーズURL(外部リンク)

2.岩判定技術

現在、土木工事における地山の掘削時に、土質・岩盤の種別判定が熟練技術者の経験に依存しており、ばらつきや非効率性が課題となっています。判定のため、現場作業が約半日停止することもあります。そこで、監督職員による岩判定のとりやめを目指し、効率的で的確な土質・岩盤の判定が可能な技術(建設機械からのデータ解析や上空からのレーザー照射による反発度測定技術など)を幅広く募集します。

ジェグテックのニーズURL(外部リンク)

3.街路樹診断技術

現在、台風などの災害による街路樹の倒木が問題となっており、広島市でも被害が発生しています。現状では、街路樹診断が目視に依存しているため、判定のばらつきや非効率性が課題となっています。これに対処するため、より効率的かつ効果的な街路樹の点検、管理、診断方法についての技術(点検時にドライブレコーダーなどの映像を解析することにより、樹木の枯損状況の診断ができる技術、樹木の匂い、湿潤状態、酸素排出量等により樹木の健全度を判定する技術など)を幅広く募集します。

ジェグテックのニーズURL(外部リンク)

4.道路構造物を3次元モデル化する技術の低コスト化

現在、建設生産・管理システムにおけるBIM/CIMの活用・連携を推進するため、竣工後の構造物を3次元モデル化する必要があります。しかし、現状のサーフェスモデル化では属性付与や体積計算に制限があり、多大な労力とコストがかかっています。この課題を解決するために、施工から維持管理段階へのBIM/CIMモデルの連携を円滑に行える、低コストかつ容易に詳細な3次元モデルを作成可能な技術(二次元図面を読み込めば自動でソリッドモデルを作成する低コストかつ容易な技術など)を幅広く募集します。

ジェグテックのニーズURL(外部リンク)

【このページに関するお問合せ先】

中国経済産業局 地域経済部

イノベーション推進課

電話:082-224-5680


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