チャレンジ応援団メール94.(2003年12月1日)

■ 局長 西出徹雄によるチャレンジ応援団メール! 

○【第94回】留学生就職セミナーほか週末のイベントから

 この週末は2つのイベントに参加しました。広島修道大学のキャンパスで開かれた留学生のための総合就職セミナーと、三原で開かれた地域活性化とケーブルテレビをテーマにした三原テレビ放送設立20周年記念のフォーラムです。

 留学生のための就職セミナーは第3回目になりますが、広島地域留学生会、広島地域留学生団体育成支援協議会と(財)広島平和文化センター留学生会館の主催、会場となった広島修道大学(国際交流センター)をはじめ県内の主要大学、中国経済連合会、広島県行政書士会や私ども経済局も協力して開催されたもので、参加した留学生は広島県内の17の大学に在学中の120人余り(中国、韓国、マレーシア、フィリピンなどアジアだけでなく、モロッコ、エチオピアなどアフリカやカナダ、ブルガリアなど全部で11カ国)、個別面談には8企業から人事担当の方々が参加してくださいました。日本の経済社会の国際化の動きや就職に当たっての一般的なガイダンス、留学生からの実際の就職体験や就職活動体験談のあと、今回参加の企業の人事担当者や団体の代表の方と学生たちとの個別面談が行われました。
 日本には現在11万人弱の留学生がいますが、中国地域には約4500人(広島1968人、岡山1595人、山口965人、鳥取218人、島根166人)また、アンケート調査によれば、かなりの割合の留学生が卒業後に日本企業への就職を希望しています。日本人の学生でさえ、4年生の内定率が10月1日現在で全国平均が60.2%ですから、状況は大変厳しいといえるでしょうが、今回参加の企業の人事担当の方々に感想をうかがうと一様に、日本人の学生に比べると真剣さが違うし大変積極的な印象を受けた、と好意的な評価でした。
 日本まで留学してくるくらいですから、積極的かつ意欲的な人材ですし、日本語や日本文化の理解も進んでいる人たちですから、是非海外で事業を展開しておられる企業での採用が進むことを期待しています。

 30日には3800世帯にケーブルテレビで放送を配信している三原テレビ放送の設立20周年を記念したフォーラムが開催されました。ケーブルテレビによる地域活性化を考えている市町村は、中国地域にもいくつかありますが、総務省郵政行政局調査官の山崎俊巳さんから「IT最新事情と今後(CATV
の将来像)」についての基調講演、私がケーブルテレビのコンテンツになるであろう教育、観光、防災、産業などの情報の参考事例を経済局でこれまでやってきた地域活性化の事業の中から選んでご紹介し、そのあと近代化産業遺産を観光等に活用したまち作りで「観光カリスマ」に認定された新居浜市の森賀盾雄情報政策課長のコーディネートにより、島根県平田市や高知県宿毛市など他の地域におけるケーブルテレビの動向についての紹介を含めたパネルディスカッションが行われました。
 テレビ放送のデジタル化やインターネットの高速化が急速に進む中で、高齢者でも操作しやすく、地域情報を流す媒体としてはケーブルテレビの優位性は残り、地域の情報のパイプ役としての役割が期待されています。宿毛市の例では、市がケーブルテレビ局に出資し、ケーブルの敷設にも資金提供してスタートしたそうですが、放送する中身については市民からの提案を取り入れ、市の情報を公開し、災害時の避難経路表示など防災に役立てるような内容にしたことで、市民からも地元に無くてはならないものとの理解が進んだという事例が紹介されました。ブロードバンド化がどう進もうと、地域に密着して文化を育むことができるのはケーブルテレビであり、ケーブルに載せるコンテンツ作りが地域作りになるという認識がフォーラムでの議論を通じて共有されたようです。
 基調講演された山崎さんはNPO活動にも積極的に関わっていて、ITを使った子供の創造性開発のNPOと、ネットを使った医療相談のNPOに参加されているそうですが、こうした活動はまた地域情報のコンテンツとしても、他にない地域独自のものとなります。大人も子供もドキドキ、ワクワクする情報がテレビを通じて流れることで、地域の元気が高まる動きは、すぐにでも始まりそうであり、今後の展開がとても楽しみです。

▼写真もご覧下さい。
http://www.chugoku.meti.go.jp/mailing/ouen/94photos.htm

                                   西出徹雄(中国経済産業局長)
                                        nishide-tetsuo@meti.go.jp

 

 

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