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「借金をめぐる法律問題 その2」
 結婚して10年目のサラリーマンですが、不況のため残業が減り、当てにしていたボーナスも前年度よりも4割カットされ、子供の学費、マンションのローンの支払が出来なくなり、消費者金融から30万円借りました。その後、生活費と借入金の返済のため、毎月末にあちこちの消費者金融からお金を借り続けました。1年後には、借金が400万円に膨れあがってしまいました。
 昨日、「低利融資で借金一本化」とのダイレクトメールが届きましたが、信用してもよいでしょうか。(30代サラリーマン)
 債務の弁済に行き詰まり、複数の債権者に対する債務の返済が、困難な状態に陥った人を多重債務者と呼んでいます。
 多重債務者の困っている状況につけ込んで送られてくるのが、「低利融資、借金一本化、審査なし」などのダイレクトメールや「借金の法的整理をします、安全確実です」などの広告です。これらは、「紹介屋」「整理屋」「買取屋」と呼ばれる悪質な業者で、多重債務者を窮地から救うかのように装って、甘い言葉で多重債務者を誘い、高い手数料などをだまし取るというものです。紹介屋は、「他店で断られた方にも融資します」「どんな融資でもOK」などと広告を出すが、実際は自分のところでは融資せずに、審査の甘い他の消費者金融を紹介して高額な紹介料をとるという業者です。整理屋は、多重債務者に「借金を整理してあげます」などと持ちかけ、高額な手数料をとるという業者です。実際は、ほとんどがずさんな債務整理しかしていないようです。
 買取屋は、クレジットカードで回数券や家電製品など換金しやすい商品を買わせて、その商品を半値以下の格安で買いとる業者です。
 一時的に返済金が確保できても、結局はクレジットの支払いが雪だるま式に増えていきますので、絶対に、これらの業者に連絡をしてはいけません。

 借金の整理の方法を教えてください。
 万一、多重債務に陥ってしまった場合の解決法としては、次の方法があります。
任意整理 貸付業者(債権者)と返済方法を話し合って、分割払いや利息の免除などを約束する方法です。
特定調停 裁判所を利用した和解交渉です。利息制限法(年利15〜20%)に基づいて計算をし直すなど、3年位をめどに返済の計画を立てます。自分で申し立てをすることもでき、費用も低額です。
個人債務者民事再生手続き 定期的収入の見込みがある債務者が、その収入を弁済原資として債務の一部弁済をする再生計画を作成し、裁判所の許可を得てこれを実行することで、残りの債務が免除されるというものになります。また、住宅ローンについても一定の手続きを行うと、そのまま住宅を保持することが可能です。
自己破産 裁判所に自己破産申立てをして、支払い不能であることを裁判所から宣告してもらい、さらに破産宣告を受けたら免責申立てを行い、免責決定によりすべての債務を免除される方法です。
 どの方法が、あなたにとって最善か、弁護士に相談されることをお勧めします。


[ 過去のQ&A ]
 
 借金をめぐる法律問題 その1 (2007.8.1)
 個人情報の保護 その2 (2007.7.1)
 個人情報の保護 その1 (2007.6.1)

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